イタリア料理を中心として様々な料理に活用できるオリーブオイル。
そんなオリーブオイルの中でも特に高品質とされるものがエクストラバージンオリーブオイルです。
しかし、エクストラバージンオリーブオイルの中には偽物が多く出回っており、本物だと思っていたが偽物だったなんてことも少なくありません。
そこで今回は、本物のエクストラバージンオリーブオイルのおすすめ15選を紹介していきます。
高品質なオリーブオイルを探している方、オリーブオイル選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
オリーブオイルの効果
油は不飽和脂肪酸の違いからオメガ3・6・9系の3つに分けられます。

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸はオメガ9系の脂肪酸であるため、オリーブオイルはオメガ9系の油に分類されています。
オメガ9系油の特徴は、体内でも合成することができるということ。
そのため、比較的不足しにくい油であり多量に摂取する必要はありません。
では、オメガ9系に分類されているオリーブオイルを摂取するメリットとは何か。
それは食事で過剰摂取になりやすいオメガ6系の代用として利用できる点とオレイン酸による生活習慣病の予防効果が期待できる点です。
比較的不足しやすいオメガ3系の油は熱に弱いという特徴がありますが、その点オメガ9系のオリーブオイルは熱に強いという特徴があります。
つまり、過剰摂取になりやすいオメガ6系の油の代用としてオリーブオイルを利用することで、オメガ6系の過剰摂取によるアレルギー性の疾患や生活習慣病の予防をすることができます。
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸による生活習慣病の予防に関しては、オレイン酸が悪玉コレステロールを減らすことで動脈硬化や高血圧などの予防に効果的だと言われています。
また、オリーブオイルは強い抗酸化作用をもつビタミンEやポリフェノールを含んでおり、体内の酸化を防ぐことで肌の老化防止や免疫組織の働きを活発にさせる効果も期待できます。
エクストラバージンオリーブオイルの選び方
エクストラバージンオリーブオイルには様々なものが販売されていますが、日本で販売されている多くのものがニセモノと言われています。
その理由は、エクストラバージンオリーブオイルの品質に関する基準が日本と世界では異なっている点にあります。
海外ではIOC(国際オリーブ協会)の基準を満たしたもののみがエクストラバージンオリーブオイルと名乗ることができ、その基準のひとつが酸度です。
IOCの基準では酸度0.8%以下のオリーブオイルがエクストラバージンオリーブオイルと名乗ることができますが、JAS(日本農林規格)の場合は酸度2%以下であればエクストラバージンオリーブオイルと名乗ることができます。
つまり、日本の基準は酸度ひとつをとっても基準が甘く、エクストラバージンオリーブオイルよりも低品質なピュアオリーブオイルを混ぜたものも販売されています。
では、どのようにして選べばいいのかというと、以下の3つのポイントを確認することで高品質なエクストラバージンオリーブオイルを選ぶことができます。
- IOCの基準をクリアしているか
- IOCに日本で唯一加盟しているJOA(日本オリーブ協会)認定マークがあるか
- 国際エキストラバージンオリーブオイルコンテストで受賞しているか
この3つを基準にして選ぶことで高品質なエクストラバージンオリーブオイルを選ぶことができますが、特に注目したいのが国際コンテストでの受賞歴です。
日本でも国際コンテストが開催されており、それがOLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテスト。
このような国際コンテストでは公正な立場のソムリエによる審査が行われるため、受賞したオリーブオイルは非常に高品質であるので重要な判断基準になります。
エクストラバージンオリーブオイルのおすすめ15選
小豆島産100%エキストラバージンオリーブオイル(アグリオリーブ小豆島)
容量 | 200ml |
品種 | ミッション、マンザニロ、ルッカ、ネバディロブランカ |
原産国 | 日本 |
酸度 | 0.1%程度 |
OLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテスト金賞を受賞した国産エクストラバージンオリーブオイル。
収穫から搾油、瓶詰めまで1社で行うシングル・エステートを採用し、品質と鮮度を維持。
一粒一粒が職人の手によって収穫され、高品質なオリーブのみを使用しています。
Cobram Estate(コブラム・エステート)
容量 | 500ml |
品種 | ピクアル |
原産国 | オーストラリア |
酸度 | 0.3% |
世界最高品質のエクストラバージンオリーブオイルで、OLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテスト金賞を受賞。
刺激的な風味とフルーティーな風味を併せ持った力強さと新鮮さが特徴。
ピクアル以外にもオヒブランカ(金賞受賞)とコラティーナから選ぶことも可能。
KNOLIVE EPICURE(ノリーブ・エピキュア)
容量 | 250ml |
品種 | オヒブランカ、ピクード |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.3%以下 |
OLIVE JAPAN®2020で最優秀賞を受賞したエクストラバージンオリーブオイル。
その他にも海外のコンテストで金賞や銀賞など受賞多数。
手摘みによって収穫したオリーブを短時間で搾油することによって高品質を実現。
デリケートで爽やかな味わいに加え、苦みと心地よい辛みのあるエクストラバージンオリーブオイル。
アロンソ家のOro del Desierto(オロ・デル・デシエルト)
容量 | 500ml |
品種 | アルベキーナ、ピクアル、クパージュ |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.1%以下 |
酸度0.1%以下の新鮮なオーガニックエクストラバージンオリーブオイル。
栽培から製造までを1社で行うシングル・エステートを採用し、4~5時間以内に搾油することで低酸度を実現。
テイストはアルベキーナ(Arbequina)・ピクアル (Picual)・クパージュ (Coupage)の3種類から選ぶことが可能です。
egregio(エグレヒオ)
容量 | 500ml |
品種 | オヒブランカ、ピクアル |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.3% |
OLIVE JAPAN®で金賞を受賞したことのあるエクストラバージンオリーブオイル。
歴史ある農園で栽培されたオーガニックオリーブを使用。
風味はフルーティーで、後味に苦みと辛みが感じられます。
PLANETA(プラネタ)
容量 | 500ml |
品種 | ノチェッラーラ・デル・ベリーチェ、チェラスオーラ、ビアンコリッラ |
原産国 | イタリア |
酸度 | 0.3% |
最優秀ワイナリー賞に選ばれた経験を持つイタリアの名門ワイナリーが作るエクストラバージンオリーブオイル。
早摘みしたオリーブを農園内の搾油所で丁寧に圧縮した、果実の新鮮な風味と色鮮やかな緑が特徴。
IGPという厳しい基準をクリア。
この基準をクリアしたイタリア産オリーブオイルは全体のわずか2%程度。
Antologia(アントロジア)
容量 | 250ml |
品種 | ピクアル、アルベキナ |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.1% |
OLIVE JAPAN®で金賞を受賞したことのあるエクストラバージンオリーブオイル。
エクストラバージンオリーブオイルに含まれるポリフェノールが通常の約3倍近く含まれています。
品質低下を防ぐための遮光瓶に入れられているので、鮮度と健康成分を維持することができます。
GOYA(ゴヤ)
容量 | 500ml |
品種 | オヒブランカ、ピクーダ |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.4%以下 |
OLIVE JAPAN®で金賞を受賞したことのあるエクストラバージンオリーブオイル。
苦み、辛み、フルーティーさのバランスのとれた味わいが特徴。
収穫後1時間以内に低温で行うコールドプレス製法によって搾油され、鮮度を保った状態で出荷されています。
TZAVARAS(トザバラス)
容量 | 250ml |
品種 | コロネイキ |
原産国 | ギリシャ |
酸度 | 0.2% |
世界3位のオリーブ生産国であるギリシャの高品質オリーブを使用したエクストラバージンオリーブオイル。
なめらかな舌触り、新鮮なオリーブの香り、ほど良い辛みが特徴。
クセの無い味わいなので様々な料理に利用することができます。
劣化を防ぐためのコールドプレス製法、熟練者による選別、航空輸送など、徹底した品質管理を行っています。
東洋オリーブ 小豆島産エキストラバージンオリーブオイル[手摘み]
容量 | 200ml |
品種 | マンザニロ、ミッション、ルッカ、ネバディロ、ブランコ |
原産国 | 日本 |
酸度 | 0.8%以下 |
OLIVE JAPAN®で金賞を受賞したことのあるエクストラバージンオリーブオイル。
一粒一粒を丁寧に手摘みした小豆島産オリーブを100%使用し、フレッシュでフルーティーな優しい味わいが特徴。
日本人に合わせて製造され、味噌や醤油などの和の調味料との相性もいい。
CLADIVM(クラディウン)
容量 | 500ml |
品種 | オヒブランカ |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.1% |
OLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテストで最優秀賞を受賞。
手作業による選別と収穫を行い、2時間以内の搾油によって新鮮さをキープ。
爽やかな風味とピリッと刺激的な辛みが特徴で、オレイン酸、ポリフェノール、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれているので健康にも美容にも最適。
メルガレホ コンポジシオン
容量 | 500ml |
品種 | ピクアル、オヒブランカ、アルベッキーナ、フラントイオ |
原産国 | スペイン |
酸度 | 0.1% |
OLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテストで最優秀賞を受賞。
4種類の品種をブレンドすることで個性的でバランスのとれた味わい。
4品種+ブレンド(コンポジシオン)から選べる。
さっぱり料理に合うアルベッキーナ、濃い料理にピッタリなフラントイオなど、合わせる料理で使い分けるのもおすすめ。
ICONO(アイコノ)
容量 | 500ml |
品種 | フラントイオ |
原産国 | チリ |
酸度 | 0.2%以下 |
ラテンアメリカで開催された大会で金賞を受賞しミシュランシェフにも認められたエクストラバージンオリーブオイル。
スパイシーさと苦みのバランスが良く、フレッシュトマトのような風味とローストアーモンドのような快い苦みが特徴。
IOC(国際オリーブ協会)が定める基準以下の0.2%以下を遵守した製造を行っており、収穫から搾油まではたったの4時間です。
CARM(カルム)
容量 | 500ml |
品種 | マドゥラル、ヴェルディアル |
原産国 | ポルトガル |
酸度 | 0.1~0.2% |
ポルトガルベストオリーブオイルランキング(2021年)で堂々の1位を獲得。
フルーティーで余韻が続く味わいが特徴で、香りだけでなく品質も最高級。
有機JAS認定も得ている有機栽培オリーブを使用し、料理の仕上げとしても最適です。
FATTORIA AMBROSIO1938(ファットリアアンブロシオ) RISERVA(リゼルバ)
容量 | 500ml |
品種 | イトラーナ、コラティーナ |
原産国 | イタリア |
酸度 | 0.1~0.2% |
OLIVE JAPAN®国際オリーブオイルコンテストで最優秀賞を受賞。
余韻の長く残る味わいで、苦みの広がりと心地よい辛みを体験することができます。
定番のRISERVA(リゼルバ)以外にも、CRUX(クルックス)やIDRA(イドラ)、ALFA(アルファ)などの風味が異なるものもあります。
まとめ
今回は、本物のエクストラバージンオリーブオイルのおすすめ15選を紹介しました。
鮮度の高いオリーブオイルには健康にいい成分が豊富に含まれています。
また、フレッシュなオリーブオイルはオリーブ本来の風味を楽しむことができるので、普段とは違った味わいを体験できるのも魅力です。
ぜひ今回紹介したものを参考にして、自分に合った最高のエクストラバージンオリーブオイルを見つけてくださいね。