南国のフルーツの代表格であるパイナップルは、低カロリーであることに加えてダイエットにいい成分も含まれているダイエット向きの食材です。
今回はそんなパイナップルで痩せられるのか、どんなダイエット効果があるのかについて解説していきます。
また、ダイエットにパイナップルを活用する際の正しいやり方と注意点も合わせて解説していくので、パイナップルダイエットを行う際の参考にしてください。
パイナップルのダイエット効果
パイナップルで痩せられるといわれる理由は以下の3つです。
- 低カロリー
- 食物繊維
- ブロメライン
以上の3つに関して詳しく解説していきます。
パイナップルは低カロリー
パイナップルの栄養素 | |
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カロリー | 54kcal |
タンパク質 | 0.6g |
脂質 | 0.1g |
糖質 | 12.5g |
※参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
パイナップルは100gあたり54kcalと低カロリーなので、ダイエット中におすすめな食材になります。
パイナップル1個あたりの重さは平均1.5kg、可食部は55%なので1個あたりのカロリーは約445kcalです。
パイナップルと他の果物のカロリー比較 | |
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パイナップル | 54kcal |
りんご(皮なし) | 53kcal |
ぶどう(皮なし) | 58kcal |
さくらんぼ | 64kcal |
バナナ | 93kcal |
キウイフルーツ | 51kcal |
みかん | 49kcal |
すいか | 41kcal |
いちご | 31kcal |
※参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
他の果物とパイナップルを比較すると、パイナップルは果物の中では平均的なカロリーであることがわかります。
カロリーはさほど気にならないパイナップルですが、糖質量は100gあたり12.5gとやや多いため、糖質制限中には注意が必要です。
パイナップルは食物繊維が豊富
パイナップルの食物繊維量 | |
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食物繊維 | 1.2g |
※参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
パイナップルには豊富な食物繊維が含まれ、腸内環境の改善にも役立ちます。
腸内環境が悪化していると代謝が悪くなるほか、糖質の吸収が高まるといった影響もあります。
食物繊維をしっかり摂ることで食後の血糖値の上昇を抑える働きもあるので、食物繊維を豊富に摂れるパイナップルはぜひダイエットに活用したい食材です。
パイナップルはブロメラインを含む
パイナップルはブロメラインというタンパク質分解酵素を含んでいます。
ブロメラインはタンパク質の分解を促進させることで効率よく消化吸収が行えるようにサポートする働きがあります。
ダイエット中はタンパク質の摂取量が増えるため、パイナップルを食事に取り入れることで効率的なタンパク質吸収が可能になるといえます。
パイナップルを活用したダイエットのやり方
パイナップルをダイエットに活用する際は、食前に食べるのがおすすめです。
パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素であるブロメラインによって、一緒に食べる肉や魚といったタンパク質を豊富に含む食材の効率的な吸収をサポートします。
ブロメラインは熱に弱い性質があるため、生の状態で食べるのが最適です。
農林水産省の定める果物の推奨摂取量は200g以上(可食部)※1となっているので、パイナップルの摂取量の目安は1日あたり1/4個(200g)を目安にしましょう。
パイナップルダイエットの注意点
ここではパイナップルダイエットを行う際の注意点について解説します。
注意点は以下の2つです。
- パイナップルだけの食事にしない
- 薬を服用している場合は気をつける
パイナップルだけの食事にしない
パイナップルダイエットはあくまでも食前にパイナップルを食べるダイエット方法であるため、食事をすべてパイナップルだけに置き換える方法はおすすめできません。
カロリーが不足するだけでなく栄養が偏り、代謝が低下することでリバウンドしやすくなります。
適切なカロリーとバランスのとれた食事にしつつ、パイナップルを活用するのが健康的にダイエットを行う方法です。
薬を服用している場合
パイナップルにアレルギーを持つ方がいること、薬の相互作用が出る場合があることに注意が必要です。
果物アレルギーを持っている方や薬を服用中の方は、必ず医師に確認をしてからパイナップルダイエットを行うようにしましょう。
パイナップルでダイエットを行おう
今回はパイナップルで痩せられるのか、パイナップルにダイエット効果があるのかについて解説しました。
パイナップルは低カロリーで食物繊維が豊富なことに加え、ダイエットをサポートする酵素を含んでいます。
食前にパイナップルを活用することで効率的なタンパク質吸収が行えるので、タンパク質を豊富に含む食材と一緒にパイナップルを活用してみてください。
参考
※1 果物と健康ー農林水産省